沿革 企業情報

2002年

株式会社スプリュームの前身にあたる株式会社ケー・エー・ジェーにて、 それまでのCG制作のノウハウとプレスステーションで1999年に自社発売したゲーム『GERMS 狙われた街』で 少ないメモリーでkm四方のオープンワールドを構成したノウハウをインターネットに活用し、 複数のサーバーにまたがる仮想世界を無限に接続し、シームレスに表示する技術"Connectable Reality"を提唱.
この技術をつかった実証実験が、(財)デジタルコンテンツ協会の「コンテンツ制作基盤技術開発事業」に採択され、コンテンツ制作を開始.

2003年

前年に引き続き実証実験提案が採択され、 『3Dコミックを作って走りまわる! 新しいポータル空間』(2003年、ケー・エー・ジェー、財団法人デジタルコンテンツ協会)を 情報通信基盤整備技術事業補助金「平成15年度ブロードバンドコンテンツのブレークスルー技術等開発支援事業」として制作. スプリューム仮想空間のサーバークライアントシステムの基礎を構築.

2005年

今はないサンヨー電機がコンテンツ事業への多角化を目指して設立した株式会社T-emoの新規事業に "Connectable Reality"を使った仮想空間アバターシステムをライセンス提供.
女性向けのファッション誌とコラボしたアバター・コミュニケーションサイト『Chakcha』を構築.

2005年

株式会社ケー・エー・ジェーの株式分割により株式会社スプリュームを東京都港区白金台に設立.
ケー・エー・ジェーは従来どおりCGなどのコンテンツ企画・制作会社として、 スプリュームをVR/AR/アバター事業に特化した会社と位置づける.

2006年

仮想空間「splume」クローズドαオープン.  サンヨー電機の事業撤退により『Chakcha』ユーザーの協力も得て、同年3月よりオープン.
リクルートの投資部門であるリクルート・インキュベーション・パートナーズに対し第三者割当増資を行ない事業を加速.

2007年

株式会社リクルート『R25』3周年企画として、仮想空間「splume」内で『R25的ガク祭』を開催. 同年、株式会社フジテレビジョン(本社:東京都港区)を割当先とした200百万円の第三者割当増資を実施.
"Secondlife"などPC向け独自アプリを使ったサービスに対し、 Internet Explorer向けの軽量なプラグインを開発し、ウェブブラウザ上からURLで仮想空間にアクセスできる仕組みを構築. 360°写真とアバターを組み合わせたサービスをGoogle StreetViewよりも早く提供し、 フジテレビの冬のイベントのバーチャル体験版などを開始.

2008年

松本零士のアニメ「銀河鉄道物語」の仮想世界を「splume」内に開設. アニメ用に開発された精密な機関車のCGモデルの世界でアバター・チャットを実現. また、アニメの主人公になれるアバター用コスプレセットを提供.
夏にはフジテレビ・スプリューム共同企画として『お台場冒険王』バーチャル・アトラクションを配信.

2009年

mixiアプリに対応. アイドルの動画ストリーミング配信にあわせてアバターでチャットできるイベントを毎週開催.

2011年

生活に根付いたアバターの新しい活用を模索. 株式会社アイディと共に、タブレットPCとアバターシステムを活用した 高齢者の健康状態を見守り地域コミュニティ活性化を支援する新情報サービスの実証実験を、北海道伊達市にて実施.

2012年

ネットスーパーにアバターや仮想空間を導入しショッピングモールを訪れる楽しさを提供. イオン・NTT西日本・シャープとのコラボによる 生活密着型サービスを提供するタブレットPC『A touch Ru*Run(エー タッチ ル*ルン)』向けに ネットスーパーアプリ『みんなでお買いもの』とエンターテインメント型アプリ『ママのおつかい』を開発.
株式会社フジテレビジョンCG チームによるiPad向けVRアプリ「タイムトリップビュー」のシステムを開発.
また、フジテレビとの共同企画として、テレビ望遠鏡にVRシステムを組み込んだ『タイムトリップショット』を 江戸東京博物館やフジテレビ本社屋25F 球体展望室にて公開展示.

2015年

PC向けだったスプリューム仮想空間に対してモバイル中心のプロジェクトを開始.
デジタル・フィギュアを集めて、見て、撮影して楽しむプラットフォーム・アプリ 『smartfigure(スマートフィギュア)』をiOS向けにリリース. 日本国内版、グローバル版で全世界展開開始.(現在も提供中)
スプリューム仮想空間コミュニケーション・サービスに関しては休止.

2016年

『smartfigure』の展開と並行して、高齢者健康見守りアプリを発展させ、 中小規模の病院、診療所向けに外国人来院者との円滑なコミュニケーションをサポートする 『受付時多言語問診システム』を販売開始.

2018年

『smartfigure』にAIを組み合わせ、ロケーショナルなコミュニケーション・プラットフォーム化を開始.
イベントでのアバター活用の特許を取得し、さらに新たにエージェント的なAIアバターの特許を出願.

2022年

AIを使った本を読むのが困難な方向けの読書支援サービス”ユアアイズ”を提供開始.個人の方、図書館や大学などの法人の方向けにiPhone対応のアプリを、そしてAIの限界を補うボランティアの方向けにWindows/Mac-OS対応のボランティアツールを提供しています。

2023年

ポストコロナ時代に向けて、メタバースを越える分散型で自由な3D仮想環境”XRAコンテナ”を開発中です。最初に大学や専門学校などに向けて提供していきます。