VR(バーチャルリアリティー)などをつかって,その場にいるよう臨場感ある 「目的にあった、もうひとつの集まる場所」を提供します.物理的には集まることが難しい人たちが ネット上のイベントに参加し交流を深める事を実現します.

タブレットPC対応地域生活支援アプリ『安心生活・応援隊』

ジャンル:タブレットPC対応アプリ
主催:株式会社アイディ、株式会社スプリューム 共催:伊達市
場所:北海道伊達市
2011年~2012年実施
安心生活・応援隊

当社が株式会社アイディとともに考案・開発し, 2011年より北海道伊達市にて実証実験を行なっている, 高齢者向け新情報サービス『安心生活・応援隊』。急増を続ける 高齢者世帯への見守りの重要性が叫ばれる昨今,健康面の不安や, 悪徳商法や振り込め詐欺といった犯罪など,高齢者を取り巻く不安や危険が増加しています. それらの問題を解消し,高齢者世帯に安心に生活していただけるよう誕生したサービスです.
独自開発された『安否確認』の情報プラットフォームを核に, 独自サービスとして,高齢者と伊達市を結ぶ、易しく使い勝手の良い『相互連絡機能』を搭載しています.

安否確認画面

タブレットPC上で動くアバターを活用した馴染みやすいユーザインターフェースや, 見やすい大画面かつキーボードを介さず直感的操作ができるタッチパネルを採用し, 高齢者でも容易に扱えることが他社の取組と大きく異なっており, ユーザ一人ひとりや地域に即したサービスに連動が可能な仕様になっています.

マイルーム画面

実証実験は北海道伊達市高齢福祉課のご協力の下, 2011年10月~12月(第1回)・2012年7月(第2回)に行なわれ, 『1日1回の“安否確認”への回答(体調の良し悪し/選択制)をすること』 『市からの“お知らせ”を読んで返信(一部選択制)をすること』 『市への“連絡ボタン”を押して、電話(『Skype(スカイプ)』)で市役所担当者との会話をすること』を 参加した市民のみなさんに依頼しました. 必要な機能だけが集約され,より楽しく,ストレスなく使い続けられる, 将来的には地域の皆様全員にご活用いただける生活支援サービスとしての展開を目指しました.

コンシェルジュ画面 街画面

【Client's Voice】

北海道伊達市
市長
菊谷 秀吉 様
このタブレットPCを使った「市民情報サービス」には大きな可能性を感じています.
伊達市は北海道の中でも温暖な気候に恵まれており, 道外からも多くの方が移住してくる「住みやすい街」です. この情報サービスを活用すれば,昔からの市民の方,そして新しい市民の方に向けて, 市からの一方的な情報発信ではなく,市民の皆さんの声が聞ける, 双方向性の高い地域コミュニティ・ネットワークを構築していけるのではないかと考えています.
また,市では高齢者の方に向けて,「愛のりタクシー(ライフモビリティサービス)」, 「高齢者配食サービス」などを積極的に推進していますが, こうしたサービスの「予約システム」として活用するなど, より便利な情報サービスとして位置付けることも可能でしょう. それぞれの地域特性に応じた「市民情報サービス」として,柔軟性があり, 対応力の高いサービスに育っていくだろうと考えています.

携帯電話,スマートフォンよりも大きく見やすい画面でお茶の間で気軽に使えるタブレットPCを使い, 「見やすく」「わかりやすく」「親しみやい」ことにこだわったこの「市民情報サービス」によって, 今後,より生活に密着したサービスを提供していけるのではないでしょうか.
期待しています.

ご利用者様情報

北海道伊達市 :
市役所所在地 北海道伊達市鹿島町20番地1
市の面積と人口 :
面積444.3k㎡/人口36375人(2012年06月末現在)
市の特徴 :
伊達市は北海道の南西部,函館市と札幌市のほぼ中間に位置しています. 南は噴火湾(内浦湾),東は室蘭市・登別市,西と北は洞爺湖町・壮瞥町に隣接. 明治3年(1870年)に,仙台藩一門亘理伊達家領主の伊達邦成とその家臣・領民たちが 集団で移住をして開拓したという歴史があります. 北海道にあって四季を通じて温暖な気候に恵まれていることや, 病院,銀行,大型ショッピングセンター,商店街など暮らしに必要なものが 市街地の中にコンパクトに集約されていることから, 暮らしやすさの点で移住候補地としての人気が高まっています.

詳しくは こちら