学習用の書籍などで、文章や簡単な図だけでは中々イメージがわかずにわかりにくいことがあります。 私達は、3DCG技術を用いた「ワクワクする疑似体験」を提供し、 楽しみながら学習効果を高める助けとなります。

ネットで古都を体験、平城京遷都1300年 仮想空間

ジャンル: 仮想空間エデュテインメント
制作:株式会社スプリューム
2008年公開
アバターで訪れる平城京

2010年の『平城京遷都1300年祭』に向けて,2008年より制作されました.
入り口にあたる「朱雀門」,「朝堂院」,「大極殿」などが再現されており, 他のユーザーのアバターとチャットしながら (たとえば歴史の授業であれば先生と生徒がみんなでアバターで), 歩き回れるようになっています.
現在の平城京の跡地の中央を東西に近鉄奈良線が縦断しており, 当時のままの広場は仮想空間でしか再現することができません.
東西1.2km,南北2.1kmという広大な広さの敷地を「体感してもらおう」と, アバターの身長や歩幅をリアルな人間と同じしてリアルサイズで再現されました.
地元商店街や平城京ボランティアスタッフの協力を仰ぎ, 遷都1300年祭の期間中,平城京当時のコスチュームのアバターで市場を開き, 毎日の生活を再現するという企画も考えられましたが, 最終的には, アバターでウオークスルーする巨大迷路を宮城の中に構築しました.
仮想空間の中の迷路ですが,ゴールまでに平均数十分はかかる この巨大迷路をアバターで「歩ききる」ことで,どれくらい平城京が巨大だったかを実感できます.