学習用の書籍などで、文章や簡単な図だけでは中々イメージがわかずにわかりにくいことがあります。 私達は、3DCG技術を用いた「ワクワクする疑似体験」を提供し、 楽しみながら学習効果を高める助けとなります。

USTREAMで配信されたアバターチャット連動番組『splume.TV』

ジャンル: USTREAM、アバターチャット連動番組
プロジェクトオーナー:株式会社スプリューム
2010年4月~2013年配信
splumeTV配信風景

『splume.TV』は,ライブ映像配信と3Dアバターチャットを組み合わせ, 仮想イベント参加型3Dアバター・ソーシャルテレビです,
当初は専用アプリとウェブブラウザ用のsplumeプラグインを使って, 後半はmixiのアカウントと連動したmixiアプリとしてmixiの中で配信されました.
企画当時, USTREAMなどライブ映像とツイッターを組み合わせたソーシャルテレビが普及しはじめていましたが, 3Dアバターと仮想空間を組み合わせたものは国内外でも一般的ではありませんでした.
「3Dアバター・ソーシャルテレビ」は,ツイッターよりもチャットのタイムラグがなく, 参加ユーザーが「リアルイベントの場に居合わせるような臨場感」や 「イベント参加の一体感」に富んでいます.
また,3Dアバターの「動きで感情を表現できる」点など, 『ニコニコ動画』などのテキストを使ったコミュニケーションとも異なる 視覚型のコミュニケーションを実現していました.
こうしたコミュニケーションは後年のVTuberと連動したバーチャルサービスの 先駆けともいえるかもしれません.

【Voice】

日本ナレッジマネジメント学会
専務理事
山崎 秀夫 様
splume.TVへの期待
ロンドンオリンピックにおいて英国BBC放送は全ての競技のインターネット中継を実施し, スマートフォンやタブレットで視聴できるアプリを配布しています. また,国内では2011年3・11における東日本大震災では, NHKや一部の民放がUSTREAMなどを通じて特番をインターネット中継し, 多くの市民から感謝されました。
更に2011年年7月の地デジ実施後,わが国でも地上波各局や有料テレビ各局の間で ソーシャルテレビへの関心が高まると共に見逃し放送の充実など インターネットをテレビのチャネルにしようと言う動きが盛んになっています.
ソーシャルテレビと言うのはテレビ番組を見ながら視聴者が「わいがや」と 意見をぶつけ合って共同視聴するものであり,ネット上でのパブリックビューイングと言われています.
splume.TVの優れた点は,マイクロソフトがゲーム機XBOX360により 英国の衛星テレビスカイなどで実施しているアバター姿での仲間視聴(動画プレー)を 日本国内で唯一実現している点でしょう.(※注 2010年 インタビュー当時)
動画プレーにより友達を7人まで招待してネットで放送されるサッカーなどの生中継を見る姿は圧巻です. splume.TVを活用すれば同様の体験が可能となりますね,
2009年2月のUSTREAMの国内本格登場以前から実施されているsplume.TVは, 既にかなりの経験と実績を有しています. そしてスマート革命の進展と共にsplume.TVはスマートフォンやタブレットなど 様々なスマート機器上での視聴が可能となっています.
パソコンからスマート機器群への個人コンピューティングの新しい形が登場する中, splume.TVへの期待は高まるばかりです. 正に時代の最先端の試みでしょう.