VR(バーチャルリアリティー)などをつかって,その場にいるよう臨場感ある 「目的にあった、もうひとつの集まる場所」を提供します.物理的には集まることが難しい人たちが ネット上のイベントに参加し交流を深める事を実現します.
ファッション誌連動アバター・チャットサービス『CHAKCHA』
クライアント:ティーエモ株式会社
2005年2月サービス開始

ティーエモ社(※註)が2005年2月7日にオープンした,
新感覚アバターコミュニティサイト『CHAKCHA(チャクチャ)』.
当社の3DCG技術(アバター制作/仮想空間構築)をふんだんに活かして制作した
『CHAKCHA』は,専用ソフトをダウンロード,インストールするだけで利用することができる
無料のコミュニケーションサービスでした.
『アメーバピグ』に先駆けて,世界でもまだまだ珍しかったアバター・チャットサービスと
SNSの融合を図った,当時としては先進的な企画で,10万人弱のユーザーを集めました.
『CHAKCHA』のサービス開始当時,日本最大級のSNS『mixi』のユーザ数(最大時 約1800万人)が50万人未満,
さらに,開発当初は10万人に満たない規模であったことからもうかがい知ることができます。
三洋電機系列の三洋セールスアンドマーケティング株式会社の100%子会社で, インターネットを使ったコンテンツの提供会社として設立されました.

ユーザは自分の分身となるアバターを作成し,
ネット上のプライベートルーム『My House』で着せ替えやメイクアップを楽しんだり,
オシャレに関する情報を収集したりすることができるようになっています.
『My House』の外にも,アバター用アイテムを取り扱うショップや,
女性向けファッション誌『ViVi』とタイアップしたセレクトショップなどで構成された
仮想ショッピングセンター『ショッピングモール』などが構築されています,
こうした空間は,当社の仮想空間技術"Connectable Reality"をライセンスアウトして制作されました.

『ViVi』セレクトショップでは,雑誌に掲載されたアクセサリーや洋服がCG化されており,
アバターに着せることができるほか,実際の商品をネット通販として購入することが可能で,
バーチャルリアリティーを使ったeコマースの新しい形態として話題を呼びました.
惜しまれながらサービス休止となりましたが,
ブログやテーマごとにチャットが楽しめる『コミュニケーションゾーン』など,
ユーザ同士で情報交換ができるコンテンツも充実していたことで仮想空間SNSの基礎をつくり,
多くのユーザの方に共感し楽しんでいただくことができました。
